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呉服を着るスポーツ(1)

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日本を発祥とするスポーツには、呉服を正式なユニフォームとしているものもたくさんあります。

中でも「剣道」は、中学・高校時代から馴染みのある競技ではないでしょうか?剣道では「稽古着」を着て、胸から腹部にかけては「胴」、腰から局部にかけては「垂れ」を着け、下は「袴」を穿きます。

そして、両手には「篭手(籠手)」、頭頂部から喉にかけては「面」を被って覆うのが決まりです。

まず「稽古着」は前開きの着物で、形状としては作務衣の上着を思い浮かべて頂けると
分かりやすいのではないかと思います。

ただし、作務衣のような前で結べる紐は付いていません。

「胴」は、大部分が革で出来ています。

胸部分には硬い芯が入っており、腹部や脇下にはプラスティックや竹、ファイバーなどを重ね合わせてプレスされているため、強い打撃から体を守ってくれる心強い存在です。

「垂れ」は、正面に位置する垂帯と3枚の大垂、2枚の小垂によって構成されています。

垂れ自体が直接的に打撃を受けるわけではないため、布や皮革で出来ており、布地に幾何学模様の刺繍が施されているものもあります。

正面に位置する垂帯には、着用している選手の名前や所属団体が書かれたゼッケンがはめられますが、これを「垂ネーム」と呼びます。

剣道で用いられている「袴」は、動きやすい「馬乗り袴」です。

なぜ、作務衣のようなズボンタイプではないのでしょうか?剣道のような武道を行なう際には、相手の動きを予測する能力が必要となり、それが試合の勝敗に大きな影響をもたらすものです。

しかし、ズボンだとすぐに相手に自分の動きが察知されてしまいますね。

そこで、動きが察知されにくい袴が用いられるようになったというわけです。

「篭手(籠手)」は、腕(第一関節より前)を保護する「篭手布団」と、手を保護する「篭手頭」、そして篭手布団と篭手頭を繋ぐ「筒」という3つの部分によって構成されています。

篭手布団は刺し子で、篭手頭は鹿革や合成皮革で作られていることが多いようです。

最後の「面」は、顔の部分が金属の格子によって保護されており、肩から頭頂部にかけては刺し子で作られていますが、喉に当たる部分は特に打撃から守る必要があるため頑丈に作られています。

しかし、後頭部を保護出来ない、汗などによって劣化が起こりやすいといった難点もあるため、面を被る前に頭を手拭いで巻いて使うのが一般的です。



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今日のお勧め記事 ⇒ 呉服を着るスポーツ(2)

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