呉服を着るスポーツ(2)
呉服を着るスポーツとしては、剣道以外にも柔道や空手道、居合道、合気道、弓道、なぎなたなどがあります。
特に、柔道や空手道はテレビでもお馴染みですから、目にする機会も多いですよね。
柔道を行なう際に着る「柔道衣(柔道着)」は、上衣と下衣、そして帯によって成り立っています。
帯で締めるので、上衣に作務衣のような紐は付いていません。
帯は、4級以下の初心者が白、1級~3級が茶色、初段~5段が黒帯、6段~8段が紅白帯、9段~10段が赤帯と定められていますが、女子の場合には8段から赤帯となります。
ただし、これは14歳以上に適用されるものです。
それ以下の子どもに関しては、初心者が白、5級が黄色、4級がオレンジ、3級が緑、2級が紫、1級が茶色と規定されています。
なお、柔道において初段以降の取得は14歳以上にならないと出来ないので、子どもの場合には1級までしか帯の色しかありません。
上衣と下衣の色については、白が正式です。
しかし、国際大会などでは「皆が同じ色では判断が付きにくい」といった理由でカラーユニフォームも導入されてきています。
一方、空手を行なう際に着る「空手着(空手衣)」も、柔道衣と同様に「上衣」「下衣(下穿き)」「帯」によって構成されています。
「上衣」と「下衣」の形は柔道衣に似ていますが、大きさや素材は異なります。
柔道衣の方が空手衣よりも丈夫に出来ているようです。
空手には「伝統派空手」と「フルコンタクト空手」という2つの流派がありますが、前者の場合には上衣の袖が長く手首まであり、真夏でも袖をまくることは許されません。
しかし、稽古の時のみ、道場師範の裁量によって許可されるケースもあります。
下衣については「くるぶしの位置まで」と定められており、サイズをきっちり合わせなければなりません。
後者のフルコンタクト空手の場合には、上衣の袖が肘の辺りまでの半袖、あるいはノースリーブタイプとなっています。
下衣については床を引きずる程にまで長く、ゆったりとしているのが特徴です。
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